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Container cover

申请号 JP2005007096 申请日 2005-08-30 公开(公告)号 JP3116240U 公开(公告)日 2005-12-02
申请人 株式会社ホンダ・エクスプレス; 发明人 直樹 早川; 英之 谷口; 信弘 高浦;
摘要 【課題】 コンテナカバーで覆われたコンテナに他のコンテナを段積みする際の作業性を良好にしたコンテナカバーを提供すること。
【解決手段】 コンテナカバー2は、荷物を収納し、段積み可能な直方体形状に形成されるとともに、下端面14の 角 部に形成された支持孔14aと、この支持孔14aと上下方向に対称な 位置 に形成され、段積みしたときに、支持孔14aが係合する突部12aとを備えたコンテナ2を、上方から覆う。 このコンテナカバー2は、カバー上面の四隅に、突部12aを露出させる開口部22を有するとともに、開口部22が、カバー上面22の外側開口縁22aがカバー上面より低く形成されている。
【選択図】 図4
权利要求
  • 荷物を収納し、段積み可能な直方体形状に形成されるとともに、下端面の部に形成された支持孔と、この支持孔と上下方向に対称な位置に形成され、段積みしたときに、前記支持孔が係合する突部とを備えたコンテナを、上方から覆うコンテナカバーにおいて、
    カバー上面の四隅に、前記突部を露出させる開口部を有するとともに、
    前記開口部の外側開口縁が、カバー上面より低く形成されていることを特徴とするコンテナカバー。
  • 前記開口部の外側開口縁は、前記カバー上面の四隅に向かって下側方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のコンテナカバー。
  • 外側表面と内側表面とは、それぞれ異色でなり、
    前記開口部の外側開口縁は、前記内側表面が表面側に現れるように折り返されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテナカバー。
  • 前記カバー上面とカバー側面とを縫製した箇所のカバー外周縁は、前記カバー上面の外周縁と前記カバー側面の外周縁とが、下側方向に向いた状態で縫製されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコンテナカバー。
  • 说明书全文

    本考案は、荷物の輸送に用いられるコンテナを覆うコンテナカバーに関する。

    従来からコンテナは、トレーラーや船で二輪車や各種製品や部品などの荷物を輸送する場合に使用されている。 そのコンテナは、船などの所定のスペースに数多くのコンテナを積載して輸送したり、または、所定の場所に数多くのコンテナを保管したりするために、段積みされる。 この場合、コンテナには、側面視して三形状の滑り突起(ストッパ)が上端面の四隅に形成されて、段積みしたときに、積み上げられたコンテナが移動したり、位置ズレしないようにしている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。

    特許文献1,2に記載されているようなコンテナを船で輸送する場合には、金属製の荷物が海の潮風に当たって腐食するのを防止するためにコンテナカバーが使用さている。 また、屋外にコンテナを保管する場合にも、雨や埃や紫外線などを避けるための保護用カバーとしてコンテナカバーが使用されている。
    それらのコンテナカバーには、前記コンテナを段積みしたときに、前記滑り突起を突出させるための開口部が形成されている。

    前記コンテナは、下側のコンテナの上端四隅に設置され、平面視してL字形状の各滑り突起の内側に、積み上げられるコンテナの四隅を合致させて、輸送時の振動によってコンテナが滑り移動することを防止している。

    しかしながら、前記コンテナを段積みする際には、フォークリフトやクレーンによって積み上げられるコンテナを持ち上げて積み重ねるので、段積みされるコンテナの四隅を垂直に下降させて、下側コンテナの上端四隅の滑り突起の内面に同時に合致させなければならないため、コンテナの積み重ね作業が行い難いという問題点があった。
    そして、このような四隅に滑り突起を有するコンテナでは、コンテナを段積みする際に、積み上げられたコンテナの四隅のうちの一箇所が、滑り突起の内面に不一致であれば、ストッパとしての機能が減少するため、輸送中にコンテナが移動することがあった。

    図6は、従来のコンテナに形成されている突部を示す要部拡大斜視図である。 図7は、従来のコンテナカバーをしたコンテナに他のコンテナを積み重ねるときの状態を示す要部拡大側面図である。

    このような問題点を解消するために、図6に示すようにコンテナ100は、上端四隅に半球形状の突部110を形成して、図7に示すコンテナ100の下端面120に前記突部110が係合する支持孔130を形成している。 この場合は、支持孔130が係合する突部110を半球形状に形成していることにより、突部110と支持孔130との引っ掛かりが少ないため、積み重ねるコンテナを横方向に移動させても、互いに合致可能な形状になっている。

    特開2005−170457号公報(段落0013〜0014、図1および図3)

    特開2004−338731号公報(段落0030、0039〜0040、図1〜図5)

    しかしながら、前記特許文献1に記載されたようなコンテナ100を覆うコンテナカバー200では、図6に示すように、カバー上面210とカバー側面220とを縫製する際に、カバー上面210の外周縁部211と、カバー側面220の上側周縁部221とを互いに重ね合わせて折り返し、コンテナカバー200内のコンテナ100の上端面140より高さh1分だけ高い位置で縫製糸230によって縫製されている。
    このため、コンテナカバー200は、カバー上面210とカバー側面220とを縫製糸230によって縫合したことにより、カバー上面210とカバー側面220を折り返した最上端部240が、縫製糸230よりさらに高くなり、コンテナ100の上端面140より高さh2分だけ高い位置となる。

    そうすると、コンテナカバー200で覆ったコンテナ100を側面視すると、図7に示すように、コンテナ100の突部110よりコンテナカバー200の最上端部240の方が高く、フォークリフトやクレーンによってコンテナ100を段積みする際に、突部110を遮られて視認できないという問題点があった。

    このため、フォークリフトやクレーンによってコンテナ100を段積みするときの作業性が悪く、突部110に支持孔130を係合させる際に、運転者以外の人にガイドさせて作業を行わなければならないという問題点があった。
    その結果、コンテナ100を段積みするときに、突部110と支持孔130との係合状況を視認するための人手が必要で、かつ、作業時間がかかるという問題点もあった。

    そこで、本考案は、前記問題点を解消すべく考案されたものであり、本考案の課題は、コンテナカバーで覆われたコンテナに他のコンテナを段積みする際の作業性を良好にしたコンテナカバーを提供することにある。

    前記課題を解決するために、請求項1に記載のコンテナカバーは、荷物を収納し、段積み可能な直方体形状に形成されるとともに、下端面の角部に形成された支持孔と、この支持孔と上下方向に対称な位置に形成され、段積みしたときに、前記支持孔が係合する突部とを備えたコンテナを、上方から覆うコンテナカバーにおいて、カバー上面の四隅に、前記突部を露出させる開口部を有するとともに、前記開口部の外側開口縁が、カバー上面より低く形成されていることを特徴とする。

    請求項1に記載の考案によれば、コンテナカバーは、カバー上面の四隅に形成された開口部のカバー上面の外側開口縁が、カバー上面より低く形成され、コンテナをコンテナカバーで覆うと、突起が開口部から露出する。 そして、コンテナの突部を平方向から見た場合には、カバー上面の外側開口縁がカバー上面より低いことにより、コンテナカバーの最上端部の縫製部分によって隠れることがないため、容易に視認することができる。 その結果、コンテナをコンテナカバーで覆った状態で、フォークリフトでコンテナを複数段に段積みする際に、運転者は、運転席から上側のコンテナの支持孔に係合する下側のコンテナの突部を確認しながらコンテナを段積みすることができるので、運転者1人で積み上げ作業ができるようになる。

    請求項2に記載のコンテナカバーは、請求項1に記載のコンテナカバーであって、 前記開口部の外側開口縁は、前記カバー上面の四隅に向かって下側方向に傾斜していることを特徴とする。

    請求項2に記載の考案によれば、開口部の外側開口縁は、カバー上面の四隅に向かって下側方向に傾斜していることにより、カバー上面およびカバー側面に、特別に、切り込みや切欠部などを形成することなく、カバー上面の四隅に向かって下側方向に傾斜を形成させることができる。 このため、カバー上面およびカバー側面は、外周端部を折り返して縫製するだけで簡単に形成することができる。

    請求項3に記載のコンテナカバーは、請求項1または請求項2に記載のコンテナカバーは、 外側表面と内側表面とは、それぞれ異色でなり、前記開口部の外側開口縁は、前記内側表面が表面側に現れるように折り返されていることを特徴とする。

    請求項3に記載の考案によれば、開口部の外側開口縁は、内側表面が折り返されて表面側に現れることにより、その部分だけが異色になっているため、コンテナカバーで覆ったコンテナの突部がある所在を示す目印となる。 このため、フォークリフトやクレーンなどによって、コンテナカバーに覆われたコンテナを段積みする際に、上下のコンテナを位置合わせし滑り止めとなる突部のある箇所を示す目印となるため、運転席から瞬時に突部を視認できるようになる。

    請求項4に記載のコンテナカバーは、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコンテナカバーであって、前記カバー上面とカバー側面とを縫製した箇所のカバー外周縁は、前記カバー上面の外周縁と前記カバー側面の外周縁とが、下側方向に向いた状態で縫製されていることを特徴とする。

    請求項4に記載の考案によれば、カバー上面とカバー側面とを縫製した箇所のカバー外周縁は、下側方向に向いた状態で縫製されていることにより、コンテナカバーの上面に溜まった雨水が、カバー上面の外周縁から内部に浸入することを防止することができる。

    本考案の請求項1のコンテナカバーによれば、カバー上面の外側開口縁がカバー上面より低いことにより、コンテナにコンテナカバーをした状態で、フォークリフトでコンテナを複数段に段積みする際に、コンテナの突部を水平方向から見た場合、突部を視認できるため、運転者は、運転席からコンテナの支持孔に突部が係合するのを確認しながら積み上げ作業ができる。 その結果、運転者1人でフォークリフトやクレーンを運転して段積み作業ができるため、作業性や作業効率や輸送効率が向上されて、作業時間を短縮することができる。

    本考案の請求項2のコンテナカバーによれば、開口部の外側開口縁が、カバー上面の四隅に向かって下側方向に傾斜していることにより、特別な切り込みなどを形成することなく、カバー上面およびカバー側面の外周端部を折り返して縫製するだけで簡単に、傾斜部分を縫製できるとともに、その傾斜部分の強度を減衰させることなく形成することができる。

    本考案の請求項3のコンテナカバーによれば、開口部の外側開口縁は、内側表面が折り返されて表面側に現れることにより、その部分だけが異色になって現れるため、コンテナカバーで覆ったコンテナの突部の所在を示す目印となる。 その結果、フォークリフトなどによって、コンテナカバーに覆われたコンテナを段積みする際に、運転席から瞬時に突部を視認できるため、作業効率を向上させることができる。

    本考案の請求項4のコンテナカバーによれば、カバー上面とカバー側面とを縫製したカバー外周縁が、下側方向に向いた状態で縫製されることにより、コンテナカバーの上面に溜まった雨水が、カバー上面の外周縁から内部に浸入することを防止して、防水性を向上させて、コンテナ内の荷物を雨水から守ることができる。

    次に、図1〜図4を参照して、本考案のコンテナカバーを実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)を説明する。
    図1は、本考案の実施形態に係るコンテナカバーで覆ったコンテナを段積みするときの状態を示す概略斜視図である。

    ≪コンテナの構成≫
    まず、図1を参照して、コンテナカバー2によって覆われるコンテナ1について説明する。 コンテナ1は、例えば、二輪車や各種製品や部品などの荷物を入れて、トレーラーや船に積載して輸送したり、保管場所に保管したりする場合に使用されるものである。 このコンテナ1は、例えば、スチールなどの金属製のフレーム11aによって形成されたケース本体11を主に備えて構成されている。 なお、コンテナ1は、フレーム11aを薄い板金などで覆ったものであってもよい。

    なお、コンテナ1は、複数のコンテナ1を段積み可能な直方体形状、または立方体形状に形成したもので、上端面12に突部12aがあり、下端面14にコンテナ1を段積みする際に突部12aが係合する支持孔14a(図4参照)を有するものであれば、特に形状や形式は限定されない。
    以下、オートバイなどの二輪車を船で輸送する場合に使用されるコンテナ1を例に挙げて説明する。

    図1に示すコンテナ1は、荷物を収納するケース本体11と、このケース本体11の下面に設置されたスキッド13と、二輪車を保持したり載置したりする支持部材(図示せず)と、コンテナ1を開閉するためにフレーム11aを着脱するロック部材(図示せず)とを主に備えている。

    前記ケース本体11は、フレーム11aと、金属製の板材11bとを締結部材(図示せず)や溶接によって連結し、直方体形状に組み立ててなる。
    フレーム11aは、コンテナ1を形成する骨格部材、および補強用のトラス部材あり、L字形鋼やコ字形鋼やパイプ形状の鋼などからなる。
    板材11bは、フレーム11aで組み立てられたケース本体11の上端四隅を補強するためのコーナー部材であり、例えば、コンテナ1の上端面12の角部に配置された三角形状に形成された金属板からなる。

    前記上端面12は、コンテナ1の最上端面を形成する面であって、コンテナ1を段積みしたときに、上側のコンテナ1が載置される面である。 この上端面12は、フレーム11aの上面に載設された板材11bによって形成されている。

    <突部の構成>
    図1に示すように、前記突部12aは、コンテナ1を段積みしたときに、支持孔14aに係合して、上側のコンテナ1が輸送時に振動によって滑り移動しないようにズレ防止するためのストッパであり、例えば、その板材11bを半球面状にプレス成形してなる。
    なお、この突部12aは、リベットなどの締結部材の頭部によって形成したものであってもよい。 また、コンテナ1に板材11bがない場合には、コンテナ1の上端四隅のフレーム11aに形成すればよい。

    前記スキッド13は、コンテナ1の下面に固定されてコンテナ1を支える枕木となるスチール製の部材であり、例えば、閉断面状に設置される略コ字形状のフレーム材、中空角材、あるいは略ロ字形状のパイプ形状の部材などによって形成されている。
    なお、コンテナ1は、下面にこのスキッド13を並設することにより、フォークリフトのフォークを挿入可能にするパレット状の空間を形成して、フォークリフトによって各所に積み上げ可能になっている。

    前記下端面14は、そのスキッド13によってコンテナ1の最下端面を形成する面であり、コンテナ1の下端面14の角部を構成する箇所に、前記支持孔14aが形成されている。

    <支持孔の構成>
    前記支持孔14aは、コンテナ1を段積みしたときに、下側のコンテナ1の上端面12の角部に設けた突部12aが係合する係合箇所であり、例えば、円形の貫通孔からなる。
    なお、この支持孔14aは、例えば、スキッド13を四角柱なもので形成した場合、半球状の突部12aが係合する円形の盲孔であってもよい(図4参照)。

    ≪コンテナカバーの構成≫
    図1に示すように、前記コンテナカバー2は、コンテナ1を上方から覆う下端開口部21を有し、船で輸送中の荷物が海の潮風に当って腐食することを防止したり、または屋外に保管されるコンテナ1の雨や埃や紫外線から避けたりするための保護用シートとして使用されるものである。 このコンテナカバー2は、コンテナ1を段積みしたときに、カバー上面23の四隅に、突部12aを露出させる開口部22を有する。

    コンテナカバー2は、それぞれ異色なポリエチレンやビニールなどの合成樹脂層からなる厚さ25ミクロン程度の外側表面24と内側表面25との間に、透明で強靭なポリエチレンなどからなるクロス材(図示せず)を介在させて1枚にラミネートした防止性シートを縫製してなる。
    外側表面24は、例えば、比較的紫外線などの光を反射し易い白色の顔料を含ませて、文字やマークや絵などの表示Mが印刷し易い高密度のポリエチレンなど合成樹脂層によって形成されている。
    一方、内側表面25は、比較的紫外線などの光を遮断する黒色の顔料を含ませて形成した高密度のポリエチレンなど合成樹脂層によって形成されている。

    コンテナカバー2は、上方からコンテナ1を覆うための下端開口部21を形成するために、上面に縫製された長方形のカバー上面23と、このカバー上面23の4辺に下方向に向けてそれぞれ縫製されたカバー側面26と、このカバー側面26の垂直な4辺にそれぞれ設けられたファスナー27と、コンテナカバー2をコンテナ1の下端部に結び付けるための紐29と、を主に備えて構成されている。

    なお、コンテナカバー2は、カバー上面23の外周縁23aの全周の長さと比較して、下端開口部21の全周の長さが短い寸法になるように縫製されている。 このため、コンテナ1をコンテナカバー2で覆って、ファスナー27を締めて屋外に配置した場合には、コンテナ1とコンテナカバー2との隙間が小さくなって引き締まっているため、風がコンテナカバー2内に吹き込み難くなっている。
    前記ファスナー27は、カバー側面26の垂直な4辺の略中央部分からカバー側面26の下端部よりさらに下方まで配置されて、下端部がコンテナカバー2から下方向に突出した状態になっている。

    図2は、本考案の実施形態に係るコンテナカバーで覆ったコンテナを段積みするときの状態を示す概略側面図である。 図3は、本考案の実施形態に係るコンテナカバーの上端部分を示す図であり、(a)は開口部を示す要部拡大斜視図であり、(b)は(a)のX−X断面図である。 図4は、図2のA部拡大図である。

    <開口部の構成>
    図1および図2に示すように、開口部22は、コンテナ1をコンテナカバー2で覆ったときに、コンテナ1の突部12aを露出させるための孔であり、カバー上端外周縁側の外側開口縁22aがカバー上面23より低く形成されている。
    開口部22は、図3(a)に示すように、カバー上面23の四隅を三角形になるようにカバー上面23の裏側へ折り返すことによって形成される窓状のものであり、外側開口縁22aが、カバー上面23の四隅に向かって高さH4(例えば、約10mm)だけ下側方向に傾斜した状態に形成されている。 この外側開口縁22aは、内側表面25がコンテナカバー2の表面側に現れるように折り返されて縫製され、白色の外側表面24と異色(例えば、黒色)で開口部22の傾斜部分を縁取ったようになっている。

    図3(a)、(b)に示すように、カバー上面23とカバー側面26とを縫製した箇所のカバー外周縁28は、カバー上面23の外周縁23aとカバー側面26の外周縁26aとが、下側方向に向いた状態で縫製されて、雨水がコンテナカバー2内に浸入し難いように縫製されている。

    図3(b)に示すように、コンテナカバー2のカバー上面23とカバー側面26とを縫製する際に、カバー上面23およびカバー側面26の外周縁部分を互いに重ね合わせて折り返して縫製して、コンテナ1の上端面12より高さH1分だけ高い位置で縫製糸3によって縫製されている。 このため、コンテナカバー2は、開口部22(図3(a)参照)以外のカバー外周縁28がコンテナカバー2の最上端部2aとなって、縫製糸230よりさらに高くなり、コンテナ1の上端面12より高さH2だけ高くなっている。

    ≪コンテナカバーの作用≫
    次に、図1〜図4を参照して本考案の実施形態に係るコンテナカバー2の作用を説明する。
    まず、二輪車を収納したコンテナ1にコンテナカバー2を覆い被せる場合には、図1に示すように、コンテナカバー2の各ファスナー27を開け、上方から覆い、コンテナ1の上端面12の四隅に形成した各突部12aが、コンテナカバー2の上端四隅に形成した開口部22から露出するようにする。

    そして、コンテナカバー2の下端部の紐29をコンテナ1に結び付けることにより、屋外にコンテナ1を放置した場合に、風によってコンテナカバー2が吹き上がることがない。 コンテナカバー2は、外側表面24が紫外線を反射し易い白色材料で形成され、かつ、内側表面25が光を遮断し易い黒色部材で形成されているため、荷物が太陽光によって日焼けすることを回避して保護することができる。

    図2に示すように、コンテナカバー2に覆われたコンテナ1を段積みする場合には、例えば、フォークリフトのフォークを、スキッド13によって形成されたコンテナ1と地面との隙間に挿入し、コンテナ1を持ち上げて、コンテナ1を積み重ねる。

    コンテナ1を段積みする際には、開口部22の外側開口縁22aが、内側表面25を折り返して開口部22を黒色(異色)で縁取るように表面側に現れることにより、コンテナカバー2で覆ったコンテナ1の突部12aの所在を示す目印となる。 このため、フォークリフトの運転者は、コンテナカバー2に覆われたコンテナ1を段積みする際に、運転席から瞬時に突部12aのある場所を視認できる。 そして、コンテナ1を段積みする際には、黒色の外側開口縁22aを狙いながら、積み重ねるコンテナ1を下側のコンテナ1の上に近付けると、自然に位置合わせができて積み重なるので、素早く積み重ね作業を行うことができる。

    さらに、運転者は、開口部22の外側開口縁22aが、カバー上面23より低く形成されていることにより、コンテナカバー2の最上端部2aの縫製部分によって隠れることがないため、運転席から開口部22から露出している突部12aを容易に視認することができる。

    その結果、図4に示すように、コンテナ1にコンテナカバー2を被せた状態で、フォークリフトでコンテナ1を複数段に段積みする際に、運転者は、運転席から上側のコンテナ1の支持孔14aに係合する突部12aを視認しながらコンテナ1を段積みすることができるので、運転者1人で容易に積み上げ作業ができる。

    このようにして、段積みされるコンテナ1の突部12aと、上側のコンテナ1の支持孔14aとを係合した状態で輸送したり、保管したりするため、上側に積み重ねられたコンテナ1が滑り移動することが防止される。

    なお、本考案は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本考案はこれら改造および変更された考案にも及ぶことは勿論である。

    ≪変形例≫
    図5は、本考案の実施形態に係るコンテナカバーの変形例を示す要部拡大斜視図である。
    なお、前記実施形態では、図3(a)、(b)に示すように、カバー上面23とカバー側面26とを縫製した箇所のカバー外周縁28が、下側方向に向いた状態で縫製したが、図5(a)に示すコンテナカバー2Aのように、カバー上面23とカバー側面26とを縫製した箇所のカバー外周縁28Aが、内側水平方向を向くように折り返して縫製してもよい。
    このようにしても、開口部22の外側開口縁22aが、カバー上面23やコンテナ1の上端面12より低くなっていることにより、側面視して、突部12aがカバー外周縁28によって遮られないため、視認し易さを維持できる。

    本考案の実施形態に係るコンテナカバーで覆ったコンテナを段積みするときの状態を示す概略斜視図である。

    本考案の実施形態に係るコンテナカバーで覆ったコンテナを段積みするときの状態を示す概略側面図である。

    本考案の実施形態に係るコンテナカバーの上端部分を示す図であり、(a)は開口部を示す要部拡大斜視図であり、(b)は(a)のX−X断面図である。

    図2のA部拡大図である。

    本考案の実施形態に係るコンテナカバーの変形例を示す要部拡大斜視図である。

    従来のコンテナに形成されている突部を示す要部拡大斜視図である。

    従来のコンテナカバーをしたコンテナに他のコンテナを積み重ねるときの状態を示す要部拡大側面図である。

    符号の説明

    1 コンテナ 2,2A コンテナカバー 12 上端面 12a 突部 14 下端面 14a 支持孔 21 下端開口部 22 開口部 22a 外側開口縁 23 カバー上面 23a カバー上面の外周縁 24 外側表面 25 内側表面 26 カバー側面 26a カバー側面の外周縁 28 カバー外周縁